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アイテム詳細

広江 礼威

小学館

グループ:Book

ランキング:-

価格:¥ 620

発売日:2009-10-19

在庫あり。

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カスタマーレビュー

ロベルタと若様について  (2009-11-18)
この巻におけるロベルタとガルシア若様についていろいろと言われていますが、私の意見を書きます。

まず、狂乱状態にあったロベルタが若様のキス一つで元に戻るかという事ですが、私はこの展開に心から納得できました。それは彼女が一途過ぎるくらいに一途な女性だからです。一途過ぎるからこそ、かつては信じた「革命の正義」のために殺戮を繰り返した。一途過ぎるからこそ、恩人であるディエゴや愛するガルシア若様を殺したり危害を加えたりする者にはあそこまで残酷になるんだと思います。それは「私の首輪に綱を付けるのは、この世にただの一人だけ。ガルシア・フェルナンド・ラブレス」の言葉、そして惨殺現場を若様に見られてあれほど取り乱した様子から伺えます。 そんな一途な彼女だからこそ、彼女の大好きな若様の愛に満ちた言葉とキスが、他のどんな説得よりも彼女の心を救えたという展開に私は疑問を感じるどころか、これしかあり得なかったと断言できます。

次に、若様がいつからロベルタに恋愛感情を抱いたのか(いつ、彼女への気持ちを自覚したのか)という事ですが、これも作品中ではっきりわかると思います。それは若様が危険を犯してロベルタを追い、そこでロベルタがカマラサを誘惑し、その後、彼を惨殺したのを目撃してショックを受けて倒れこんだ…あの出来事がきっかけです。ロベルタのためにあのような危険な場所に自ら1人で乗り込んでいく行動からも、1巻での酒場で戦うロベルタの姿を見て震えていた時に比べて、若様の中でロベルタの存在がずっと大きなものになっていた事がわかりますが、さらに彼はその後のあまりに衝撃的で凄惨な状況を目の当たりにした…

普通ならあれで彼女への気持ちが全く失われてしまってもおかしくないでしょう。でも、あれを見てもなお彼の心の中にはロベルタを連れ戻して彼女を救いたい、彼女と一緒にいたい…という気持ちがあった…その事を認識した彼は「ロベルタが自分にとってどんな存在なのか」ということを改めて考え、それまでは「大事な家族」すなわち「優しくて頼りになる姉・母親的な存在」としてとらえていた彼女の事を「そばにいて支えてあげたい最愛の女性」と明確に意識するにいたったのだと思います。そして、若様がロベルタを救い、彼女を支えられる存在になるためには、その意識の変化は絶対不可欠だった…そう思います。

後、2人は今後、贖罪の道を歩んでいくと思います。ラストで2人が迎えているのは、きっと、あのロベルタが殺した日本人の家族でしょう。2人にこれからどんな苦難が待っているかは容易に想像がつきます。まさに張さんの言うように「茨の道」です。若様は愛する女性のために彼女の罪を共に背負い、共に苦しむ事を選んだのです。そう思えば彼がロベルタに告げた「君の背負っているものを僕も背負うよ」の言葉がどれほどの重みを持つものか…私は胸が熱くなりました…

このように考える私としては、ロベルタの行為の善悪の問題は別として今回の2人のストーリーは心から納得できる、素敵なストーリーだと思います。

リクツとキモチを分けて読んだ方がいいのかも  (2009-11-16)
まずは、この長い一篇をきっちりおさめたこと、絵に出るキャラの表情がより冴えてきたこと、に拍手を送りたいと思います。
あとは、良し悪しというより、読み手の好みの問題になってしまうのではないかという気もしますね。
善か悪かどちらかの視点で読もうすると(大抵の人は自分も含め、そうだろうとは思うのですが)結構ぐちゃぐちゃになる可能性があります。
どのキャラに感情移入していたか、するか、できるかで、後味がかなり変わってきます。
とはいえ、ストーリーが一貫性を失わずに最後まで突き進んでいるので、前巻までの流れと台詞(特にロックの)をしっかり頭に入れて読めば秀作といって間違いない出来です。
このまま行くと、どんどんキャラの感情の相対化が進みそうですが、その点での鍵はやはりレヴィかと。
今回は比較的地味でしたが、彼女の立ち位置が最初から全然変わってない気がして好感が持てました。
その分どうしてもファビオラが薄っぺらくみえる感は否めませんでしたが、まあ子供ってことで、それも可愛いかな…と、個人的にはキモチをおさめました(苦笑)
やっと本性が出てきたエダ姐さんもすごく気になるし、張は思ったよりフツーでしたが、ここで終わりにしないで、次からも沢山描いてくれるよう期待してます。

ショタの本懐、終に遂げる!  (2009-11-12)
今回、ロベルタ編完結章として手厳しい批判が多いと各書評を読んでの感想ですが、作者の語る「殺す論理・殺される論理」については、一ファンとしてよりも、歴史学徒として興味をもつに至っております。近代史に多い「呪詛史観」について、ある意味厳しい批判とも思われますが、これはこれで私個人は共感を覚える物です。
それは兎も角、ロベルタが生き残った件では厳しい言葉が多かったですが、寧ろロックが商社時代に培った残酷な手法を、幼い論理で罵倒する「ちびっこメイド」に問題があるのか?これは難しいかなっというのが私の考えです。
今回は難しい話より、バラライカ姐御のアフガン時代に纏わる一旦と、ロベルタの「ショタコンの本懐ここに遂げる!」で楽しませて頂きました。

アンチテーゼ  (2009-11-12)
説法なら寺でやれ。反吐が出る。
なれないことで、いたたまれない。
キャラより先に作者様が疲れちゃったの?

どちらにしても全員ブッチギリで置いてきぼりのお坊ちゃまストーリー。
お坊ちゃまにまったく魅力を感じないので激しくどうでもいい御伽噺。

街の世界観も小さく丸めて潰したので、次に期待のしようも無し。
アニメ第3期?どうでもイイわ。

ワケワカメ  (2009-11-01)
のような感想です。話が長い、登場人物が多すぎで人物関係を把握するのに大変、今回のセリフ量の多さ、あとページ数のボリューム・・・といった具合です。

あとラストが・・・。女中さんがあんなに暴走していたのにあっさりと解決。終盤で「これ少女漫画?」と感じるようなセリフがばんばんでてくるし、米軍のリーダーはあれだけ仲間がやられててどうして平気でいられる?というか、実際あのような状況下でちっこい子供が自分に酔い語っているのに周囲が耳を貸すとかありえるか?(今まででは有り得ない展開だと思う)・・・など違和感を色々と感じました。

良かった点としては主人公が完全に悪役&悪役顔になっていて、変化を感じられたこと。主人公達のリーダーに謎があることが発覚、今後の物語にどう絡んでくるかちょっと楽しみにかんじたこと。謎の二人組・・再登場がありそうにかんじたこと。などなど。

いや、でも作者さま、長編終了でひとまずお疲れ様でした。今後も期待しています。

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